週刊文春 1982年11月18日号
書評というものは、岡嶋時代も井上夢人になってからもほとんど書いていません。苦手なのです。他人様の作品を評するにはあまりに知識が足りず、読書の量も少ないので、僕には荷が重すぎるのです。これはデビューして間もないころに書いた本の紹介文です。(書評ではありません。紹介しているだけです) 編集部が指定したものがイタズラっけのある面白本だったので、引き受けてしまったのだと思います。 デビューしたてのほやほや新人作家の戯れエッセイです。