ふたりで小説を ── 岡嶋二人

日本推理作家協会会報 昭和58年1月号

 江戸川乱歩賞を受賞すると、自動的に日本推理作家協会の会員になります。参加したばかりの新人は、どうやら挨拶代わりに協会報に短文を書くことが決められていたようで、岡嶋二人にも原稿をという依頼が来ました。そのころは珍しかったワープロ(パソコンではありません。ワープロ専用機です)を手に入れた僕は、その依頼原稿を生まれて初めてのワープロで書いてみることにしたのでした。
 読み返してみると、すでに嘘っぱちばかり書いてますね(笑)。