左側の男

掲載誌表紙と冒頭2ページ

ハヤカワ文庫が出している広告誌のために書いた掌編。

記憶には、なぜ覚えているものと忘れてしまうものがあるんだろう。意識して選別してみたって絶対に思うようにはならない。だって、大事なことは忘れてしまうし、忘れたいものはいつまでも記憶から消えてくれないのだ。
そんなことを考えていて書いた作品。